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アイアンのリシャフト全知識:費用・デメリット・自分でDIYする

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イメージ図 by ゴルフクラブインサイツ

ゴルフのスコアアップや快適なスイングを求める中で、アイアンのリシャフトを検討するゴルファーは多い。しかし、リシャフトとは具体的にどのようなものなのか、また費用料金がどれくらいかかるのかを正しく理解している人は意外と少ない。

リシャフトにはメリットもあればデメリットもあり、自分に合ったシャフトを選ばなければ思うような効果を得られないこともある。さらに、リシャフトはショップで依頼するだけでなく、自分で作業することも可能だが、適切な工具や技術が必要になるため注意が必要だ。

また、ゴルフショップによってはシャフトの持ち込みができる店舗もあり、購入したシャフトを使うことで安い料金でリシャフトをする方法もある。ただし、工賃が店舗ごとに異なるため、事前に工賃表を確認しておくことが大切だ。

本記事では、アイアンのリシャフトの基本から、時間の目安、工房の選び方、費用の抑え方まで詳しく解説する。最後には、ゴルファーが気になる注意点よくある質問まとめも紹介しているので、リシャフトを検討している人はぜひ参考にしてほしい。

 

≡記事のポイント

✅アイアンのリシャフトの基本概要と目的
✅費用や工賃の目安、コストを抑える方法
✅メリット・デメリットと適切なシャフトの選び方
✅自分で行う場合の手順やショップでの依頼方法
  1. アイアンのリシャフトとは?費用やメリットを解説
    1. アイアンのリシャフトとは何か?
    2. リシャフトするメリットとデメリット
      1. メリット
      2. デメリット
    3. リシャフトにかかる料金の目安と総費用
      1. リシャフトの基本料金
      2. 総費用の目安
      3. ゴルフ5・ゴルフパートナーのリシャフト工賃表
    4. リシャフトにかかる時間の目安
      1. 作業時間の一般的な目安
      2. すぐに受け取る方法
    5. リシャフトは持ち込みできる?安いところはどこ?
      1. 持ち込みリシャフトの可否
      2. リシャフトを安くできる場所
  2. アイアンのリシャフト関連のよくある質問まとめ
    1. リシャフト時に注意すべきポイント
      1. シャフトの重量バランスを考慮する
      2. シャフトの硬さ(フレックス)を慎重に選ぶ
      3. キックポイント(しなりの位置)を理解する
      4. シャフトとヘッドの相性を考える
      5. 費用と効果を比較する
    2. どんなシャフトを選べばいいのか?
    3. 買い替えかリシャフトするかの判断基準
    4. リシャフトを自分でする場合の注意点
    5. その他リシャフトに関するよくある質問まとめ
      1. リシャフトはどこで依頼できる?
      2. リシャフトすると飛距離は変わる?
      3. リシャフトしたクラブは売却できる?
      4. どのタイミングでリシャフトすべき?
      5. リシャフトするより、新しいクラブを買う方がいい?
    6. アイアンのリシャフトの基本と実践ポイント総括

アイアンのリシャフトとは?費用やメリットを解説

・アイアンのリシャフトとは何か?
・リシャフトするメリットとデメリット
・リシャフトにかかる料金の目安と総費用
・リシャフトにかかる時間の目安
・リシャフトは持ち込みできる?安いところはどこ?

アイアンのリシャフトとは何か?

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イメージ図 by ゴルフクラブインサイツ

アイアンのリシャフトとは、ゴルフクラブのシャフト(クラブの柄の部分)を交換することを指します。通常、ゴルフクラブはヘッド、シャフト、グリップの3つの要素で構成されていますが、その中でもシャフトはクラブの性能やスイング時の感覚に大きな影響を与えます。リシャフトを行うことで、自分のスイングやプレースタイルに適したクラブに調整できるため、多くのゴルファーが検討するカスタマイズのひとつです。

シャフトを交換する理由はさまざまですが、主に以下のようなケースが挙げられます。

  • 現在のシャフトが合わないと感じる場合
    アイアンを購入した当初は問題なくても、プレースタイルやスイングの変化によって「重すぎる」「柔らかすぎる」などの違和感を覚えることがあります。このような場合、シャフトを変更することで、より快適なスイングが可能になります。

  • クラブのパフォーマンスを向上させたい場合
    シャフトの種類によって、ボールの打ち出し角度やスピン量が変わります。例えば、飛距離を伸ばしたい場合は軽量シャフト、方向性を安定させたい場合は重量のあるシャフトを選ぶことで、理想の弾道に近づけることができます。

  • 体力や年齢に応じて調整したい場合
    年齢を重ねるとともに筋力が低下し、以前のようなスイングが難しくなることがあります。こうした場合、少し軽いシャフトに変更することで負担を減らし、長く快適にゴルフを楽しめるようになります。

  • 特定のシャフトにこだわりがある場合
    一部のゴルファーは、特定のシャフトメーカーやモデルにこだわりを持っています。アイアンのヘッドは気に入っているものの、シャフトだけを好みのものに交換したいというニーズも多くあります。

リシャフトはゴルフショップや工房で行うのが一般的ですが、自分で作業することも可能です。ただし、シャフトの取り外しや接着には専門的な知識が必要なため、経験がない場合は専門店に依頼するのが無難です。また、シャフトにはさまざまな種類があり、重量、硬さ、キックポイント(しなりの位置)などを考慮しながら選ぶ必要があります。

このように、アイアンのリシャフトは単なる部品交換ではなく、プレーの質を向上させるための重要な調整作業です。適切なシャフトを選ぶことで、スイングの安定性や飛距離の向上につながり、より楽しくゴルフをプレーできるようになります。

 

リシャフトするメリットとデメリット

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イメージ図 by ゴルフクラブインサイツ

アイアンのリシャフトには、多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。

 

メリット

1. 自分のスイングに最適なクラブにカスタマイズできる
リシャフトの最大のメリットは、現在のスイングに合ったクラブに調整できることです。例えば、シャフトが重すぎるとスイングがしづらくなり、軽すぎると安定性が失われる可能性があります。リシャフトをすることで、最適なバランスを見つけやすくなります。

2. 飛距離や方向性を向上させることができる
シャフトの種類によって、ボールの軌道や飛距離に影響を与えます。軽量シャフトに変更するとヘッドスピードが上がり、飛距離が伸びる可能性があります。また、適切なトルク(ねじれの度合い)やキックポイントを選ぶことで、方向性の安定にもつながります。

3. クラブへの愛着を維持しながらアップグレードできる
クラブを丸ごと買い替えるのではなく、ヘッドはそのままにしてシャフトだけを交換することで、使い慣れたクラブの感触を維持できます。お気に入りのヘッドを活かしながら、性能を向上させることができるのは大きなメリットです。

4. 体力やスイングの変化に対応できる
年齢を重ねたり、トレーニングによってスイングが変化した場合でも、リシャフトによってクラブの適応力を高めることができます。例えば、筋力の低下を感じたら軽量シャフトにすることで、負担を軽減しつつ快適なスイングを維持できます。

 

デメリット

1. 費用がかかる
リシャフトにはシャフト代に加え、工賃やグリップ交換費用がかかります。アイアンセット全体をリシャフトすると、場合によっては新品のクラブを購入するのと変わらない費用がかかることもあります。そのため、コストパフォーマンスを考えて判断することが重要です。

2. シャフトの選択に失敗するリスクがある
リシャフトをしたからといって、必ずしもプレーが向上するとは限りません。シャフトの硬さや重量が自分のスイングに合わなかった場合、かえってミスが増えることもあります。そのため、事前に試打を行い、専門家のアドバイスを受けることが大切です。

3. クラブのバランスが変わる可能性がある
シャフトを交換すると、クラブ全体のバランスが変わります。例えば、元のシャフトより軽いものに交換すると、ヘッドが重く感じることがあります。バランス調整が必要になる場合もあり、事前に確認しておくことが必要です。

4. 中古市場での売却価格が下がる
リシャフトしたクラブは、中古市場での評価が低くなることが多いです。メーカー純正のシャフトではないため、買い手にとっては好みが分かれる要素となり、売却時に想定よりも低価格になってしまう可能性があります。

このように、アイアンのリシャフトには多くの利点があるものの、注意すべきポイントもいくつかあります。特に、費用やシャフトの選択は慎重に行う必要があります。事前に十分なリサーチを行い、自分のプレースタイルや目的に合ったシャフトを選ぶことで、より快適なゴルフライフを楽しむことができるでしょう。

 

リシャフトにかかる料金の目安と総費用

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イメージ図 by ゴルフクラブインサイツ

アイアンのリシャフトを検討する際、多くのゴルファーが気にするのが「どれくらいの費用がかかるのか」という点です。リシャフトの料金は、シャフトの種類や作業を依頼する店舗によって異なりますが、大まかな目安を把握しておくことで、予算を立てやすくなります。

 

リシャフトの基本料金

リシャフトの総費用は、「シャフト代」+「工賃」+「グリップ代」 で構成されます。それぞれの費用の目安を以下に示します。

  • シャフト代:1本あたり3,000円~20,000円
    → 軽量スチールや一般的なスチールシャフトは比較的安価ですが、高性能モデルやカーボンシャフトになると価格が大きく上がります。
  • 工賃(シャフト交換の作業費):1本あたり2,000円~5,000円
    → 工房やゴルフショップによって異なりますが、複数本のリシャフトをまとめて依頼すると割引されることもあります。
  • グリップ代:1本あたり1,000円~3,000円
    → 交換しない場合は不要ですが、多くのゴルファーがこの機会に新しいグリップに変更することが多いです。

 

総費用の目安

アイアンセット全体(6〜7本)をリシャフトする場合の総費用は、以下のようになります。

シャフトの種類 1本あたりの平均費用 6本セットの総費用(概算)
軽量スチール 7,000円 42,000円
高性能スチール 10,000円 60,000円
カーボンシャフト 15,000円 90,000円

このように、アイアンセット全体をリシャフトするとなると最低でも4万円以上の出費になることが一般的です。特に、カーボンシャフトやツアープロ仕様のシャフトを選ぶ場合は、10万円近くかかることもあるため、事前に予算を確認することが大切です。

 

ゴルフ5・ゴルフパートナーのリシャフト工賃表

サービス内容 ゴルフ5 ゴルフパートナー
シャフト抜き 約3,000円(スチール)
約4,000円(カーボン)
約1,500円(スチール)
約1,500円(カーボン)
シャフト挿し 約3,000円 約1,500円
シャフト交換(抜き・挿し) 約6,000円(スチール)
約7,000円(カーボン)
約3,000円(スチール)
約3,000円(カーボン)
グリップ交換(当店購入品) 約500円 約330円
グリップ交換(持ち込み品) 約1,000円 約770円
ロフト・ライ角調整 約1,000円 約500円

*注: 上記の料金は参考価格であり、実際の料金は店舗や地域によって異なる場合があります。また、特定のサービスやキャンペーンにより料金が変動することもあります。詳細は各店舗にお問い合わせください。

 

リシャフトにかかる時間の目安

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イメージ図 by ゴルフクラブインサイツ

リシャフトを行う際、費用と並んで気になるのが「どれくらいの時間がかかるのか」という点です。リシャフトは単純にシャフトを交換するだけの作業に思えますが、ヘッドの取り外しや接着、バランス調整など細かい作業が必要なため、ある程度の時間を要します。

 

作業時間の一般的な目安

アイアンのリシャフトにかかる時間は、以下のような要因によって変わります。

  • 店舗の混雑状況
    → 繁忙期(春・秋のゴルフシーズン)は依頼が増えるため、納期が長くなることがあります。
  • シャフトの在庫状況
    → 依頼するシャフトが店舗に在庫があるかどうかで、作業開始までの時間が変わります。
  • 作業工程の複雑さ
    → バランス調整や追加加工が必要な場合、通常より時間がかかることがあります。

一般的な納期の目安は以下の通りです。

作業内容 所要時間
1本のリシャフト 30分~1時間
アイアンセット(6本) 3時間~半日
繁忙期の納期 1週間~2週間

 

すぐに受け取る方法

できるだけ短時間でリシャフトを済ませたい場合、以下のような方法を試すとよいでしょう。

  1. 即日対応のショップを利用する
    → 一部のゴルフ工房では「即日リシャフトサービス」を提供しており、当日中に受け取ることが可能です。
  2. 予約をして事前にシャフトを取り寄せる
    → 在庫がないと作業開始までに時間がかかるため、事前にシャフトを確保しておくとスムーズです。
  3. 繁忙期を避けて依頼する
    → 春や秋のゴルフシーズンを避けることで、短期間で作業が完了する可能性が高くなります。

リシャフトを急いでいる場合は、事前にショップに相談し、最短での対応が可能か確認するとよいでしょう。

 

リシャフトは持ち込みできる?安いところはどこ?

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イメージ図 by ゴルフクラブインサイツ

アイアンのリシャフトを検討する際、「自分で購入したシャフトを持ち込んで作業を依頼できるのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。結論から言えば、持ち込みリシャフトは可能ですが、店舗によって対応が異なります

 

持ち込みリシャフトの可否

店舗によっては、自社で販売しているシャフトのみを扱う場合があるため、事前に確認が必要です。一般的には以下のような対応が見られます。

  • 持ち込みOKの店舗
    → 多くのゴルフ工房や専門店では、持ち込みシャフトでのリシャフトを受け付けています。ただし、通常より工賃が高くなることもあります。
  • 持ち込みNGの店舗
    → 一部の大手ゴルフショップでは、自社販売のシャフトのみ対応としている場合があります。

 

リシャフトを安くできる場所

リシャフトをできるだけ安くしたい場合、以下の選択肢があります。

  1. 地域のゴルフ工房を利用する
    → 大手ショップよりも、個人経営の工房の方が工賃が安いことが多いです。
  2. 持ち込みリシャフトが可能な店舗を探す
    → フリマアプリや中古市場で購入したシャフトを持ち込むことで、トータルのコストを抑えられます。
  3. 複数本をまとめて依頼する
    → 1本ごとに依頼するより、アイアンセットまとめて依頼した方が割引が適用される場合があります。

持ち込みリシャフトはコストを抑える有効な手段ですが、店舗ごとに対応が異なるため、事前に確認することが大切です。安く、スムーズにリシャフトを行うためには、事前のリサーチと比較が欠かせません。

 

アイアンのリシャフト関連のよくある質問まとめ

・リシャフト時に注意すべきポイント
・どんなシャフトを選べばいいのか?
・買い替えかリシャフトするかの判断基準
・リシャフトを自分でする場合の注意点
・その他リシャフトに関するよくある質問まとめ

リシャフト時に注意すべきポイント

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イメージ図 by ゴルフクラブインサイツ

アイアンのリシャフトを成功させるためには、事前にいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。単にシャフトを交換すればプレーが向上するわけではなく、選び方や作業の進め方を間違えると逆効果になることもあります。ここでは、リシャフト時に注意すべきポイントを詳しく解説します。

 

シャフトの重量バランスを考慮する

シャフトを交換すると、クラブ全体のバランスが変わるため、違和感を感じることがあります。特に、現在のシャフトよりも大幅に軽いものや重いものに交換すると、スイングテンポが狂いやすくなります。シャフトの重量は自分のヘッドスピードや体力に適した範囲で選ぶことが重要です。例えば、軽すぎるシャフトにするとインパクトの安定感がなくなり、逆に重すぎるとスイングが苦しくなります。

 

シャフトの硬さ(フレックス)を慎重に選ぶ

シャフトの硬さ(フレックス)は、スイングスピードやスイングタイプに合わせて選ぶ必要があります。一般的に、ヘッドスピードが速い人は硬め(SやX)、遅い人は柔らかめ(RやL)のシャフトが適しています。しかし、単純にヘッドスピードだけで判断するのではなく、自分のスイングのリズムや弾道の傾向も考慮することが大切です。例えば、スライスが多い人は少し柔らかめのシャフトを選ぶと弾道が安定することがあります。

 

キックポイント(しなりの位置)を理解する

シャフトには、しなりの位置(キックポイント)が異なるものがあり、これが弾道の高さやスピン量に影響します。

  • 先調子(低いキックポイント):ボールが上がりやすく、飛距離を出しやすい。
  • 中調子(中間キックポイント):バランスの良い弾道が打てる。
  • 元調子(高いキックポイント):低弾道でスピンを抑えられる。

スイングによって最適なキックポイントは異なるため、試打して確認することが推奨されます。

 

シャフトとヘッドの相性を考える

アイアンのヘッドによっては、特定のシャフトと相性が良い場合があります。例えば、マッスルバックアイアンに軽量シャフトを装着すると、バランスが崩れて振りづらくなることがあります。また、ヘッドが重めのアイアンに極端に軽いシャフトを入れると、スイング時の挙動が不安定になりやすくなります。リシャフトを検討する際は、ヘッドとのマッチングも考えることが大切です。

 

費用と効果を比較する

リシャフトにはシャフト代・工賃・グリップ代がかかるため、アイアンセット全体をリシャフトする場合は新品のアイアンを購入するのと変わらないコストになることもあります。事前に予算を決め、本当にリシャフトが最適な選択肢なのかを検討することが重要です。

これらのポイントを押さえておけば、リシャフトによる失敗を防ぎ、より快適にプレーできるアイアンを手に入れることができます。

 

どんなシャフトを選べばいいのか?

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イメージ図 by ゴルフクラブインサイツ

アイアンのリシャフトをする際、最も重要なのが「どんなシャフトを選ぶか」です。シャフトの選択次第でスイングのしやすさや弾道の安定感が大きく変わるため、自分に合ったものを見極めることが必要です。ここでは、シャフトを選ぶ際のポイントを解説します。

 

1. 自分のヘッドスピードに合った重量を選ぶ

シャフトの重量は、スイングスピードや体力に適したものを選ぶことが重要です。一般的な目安としては以下の通りです。

ヘッドスピード 推奨シャフト重量
45m/s以上 110~130g
40~45m/s 90~110g
40m/s以下 60~90g

これを基準にしながら、振りやすさも考慮するとよいでしょう。

 

2. フレックス(硬さ)はスイングタイプで決める

シャフトのフレックスは、一般的に**S(硬め)、R(標準)、L(柔らかめ)**といった分類がありますが、ヘッドスピードだけでなく、スイングのタイミングや弾道の傾向も考慮して選ぶ必要があります。例えば、

  • ゆっくり大きなスイングをする人 → 少し柔らかめのシャフトが合いやすい
  • 速いテンポで振る人 → 硬めのシャフトが適している

 

3. 弾道の高さを考慮して選ぶ

キックポイント(しなりの位置)によって、弾道の高さやスピン量が変わります。

  • 高弾道が欲しいなら「先調子」
  • 標準的な弾道なら「中調子」
  • 低弾道でコントロールしたいなら「元調子」

現在の弾道と理想の弾道を比較し、適切なキックポイントのシャフトを選びましょう。

シャフト選びは単なるスペック比較ではなく、実際に試打して感覚を確かめることが成功のカギです。

 

買い替えかリシャフトするかの判断基準

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アイアンの調整を考えるとき、「リシャフトするべきか、それとも買い替えたほうがいいのか?」と悩むゴルファーは多いでしょう。どちらの選択肢にもメリット・デメリットがあり、状況に応じた判断が求められます。ここでは、リシャフトと買い替えのどちらが適しているのかを判断するポイントを紹介します。

 

1. ヘッドが気に入っているかどうか

リシャフトを検討する大きな理由のひとつが、「ヘッドに愛着がある」ことです。

  • 現在のアイアンの打感やデザインが好きで、性能には満足しているならリシャフトがおすすめ。
  • 逆に、「ヘッドの性能が自分に合っていない」と感じる場合は、買い替えの方が適しているでしょう。

 

2. 予算とのバランスを考える

リシャフトには1本あたり5,000円~15,000円程度の費用がかかります。

  • アイアンセット全体をリシャフトすると、買い替えと大差ない金額になることもあるため、新品・中古の価格と比較して決めるのが賢明です。

 

3. クラブの状態をチェックする

  • ヘッドやフェースに大きな傷がある → 買い替えを検討
  • シャフトが合わないだけでクラブは問題ない → リシャフトを検討

このように、ヘッドの状態、予算、プレースタイルを考慮しながら、自分にとって最適な選択肢を選ぶことが重要です。

 

リシャフトを自分でする場合の注意点

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アイアンのリシャフトはゴルフショップや工房で依頼するのが一般的ですが、工具や知識があれば自分で作業することも可能です。しかし、適切な手順を踏まないと、クラブのバランスが崩れたり、シャフトがしっかり固定されなかったりするリスクがあります。ここでは、自分でリシャフトを行う際に注意すべきポイントを詳しく解説します。

 

1. 適切な工具を準備する

リシャフト作業には、専用の工具が必要です。適切な道具を用意しないと、シャフトやヘッドを傷つけてしまう可能性があるため、事前に準備を整えましょう。

  • ヒートガン or ガスバーナー:ヘッドを加熱してシャフトを抜くために使用
  • シャフト抜き工具:安全にシャフトを取り外すために必要
  • エポキシ接着剤:シャフトとヘッドを固定するための専用接着剤
  • グリップ交換用の溶剤・両面テープ:新しいグリップを装着する際に使用
  • シャフトカッター or パイプカッター:シャフトの長さを調整するための工具
  • バランス測定器(あれば便利):クラブのバランスを調整するため

これらの道具が揃っていれば、安全かつ正確にリシャフト作業を進めることができます。

 

2. ヘッドの取り外しに注意する

シャフトを抜く際、ヘッドを傷つけないように慎重に作業することが重要です。ホーゼル(シャフトが挿入される部分)には接着剤が固着しており、無理に引っ張るとヘッドが破損する可能性があります。ヒートガンやガスバーナーを使って適度に加熱し、接着剤を柔らかくしてからゆっくりと抜きましょう。

 

3. シャフトの挿入時は接着剤の量に注意

新しいシャフトを装着する際、エポキシ接着剤を適量使用することが重要です。接着剤が不足するとヘッドが緩み、打った際に外れてしまうリスクがあります。一方で、多すぎるとヘッドの内部に余分な接着剤が溜まり、クラブのバランスに影響を与えることもあります。シャフトの内部にも少量塗布し、均等に伸ばすのがポイントです。

 

4. クラブのバランスを調整する

シャフトを交換すると、クラブ全体のバランスが変わる可能性があります。例えば、元のシャフトよりも軽いものを装着すると、ヘッドが重く感じることがあります。逆に、重いシャフトを装着するとスイングが遅くなり、飛距離が落ちることも考えられます。バランスを調整するためには、鉛テープを使って適切な重さを加えるなどの工夫が必要です。

 

5. グリップの装着も慎重に行う

リシャフトの最後に行うのがグリップの装着です。グリップを装着する際は、グリップ用両面テープと溶剤を適量使用し、まっすぐ装着することが重要です。曲がってしまうと違和感のある握り心地になり、スイングの安定性が損なわれます。グリップを装着したら、完全に乾くまで24時間程度放置し、確実に固定されるのを待ちましょう。

 

6. 失敗のリスクを考えて作業する

リシャフト作業は、細かな調整が必要なため失敗するリスクもあることを理解しておく必要があります。例えば、シャフトを切りすぎてしまうと長さの調整ができなくなったり、接着が不十分でヘッドが抜けてしまったりすることがあります。少しでも不安がある場合は、最初は1本だけ試してみるのがおすすめです。問題なく作業できることを確認してから、セット全体のリシャフトに挑戦すると安心です。

 

以上のポイントを押さえれば、自分でリシャフトを行うことも可能です。ただし、作業に不安がある場合は、無理をせず専門のゴルフ工房に依頼することも選択肢の一つです。

 

その他リシャフトに関するよくある質問まとめ

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イメージ図 by ゴルフクラブインサイツ

アイアンのリシャフトを検討する際、多くのゴルファーが疑問に思う点があります。ここでは、リシャフトに関するよくある質問とその回答をまとめ、初心者でも理解しやすい形で解説します。

 

リシャフトはどこで依頼できる?

リシャフトは、ゴルフショップ・専門のゴルフ工房・カスタムクラブメーカーなどで依頼できます。

  • 大手ゴルフショップ(ゴルフ5・つるやゴルフなど):比較的安価で作業が可能。ただし、取り扱いシャフトが限られる場合がある。
  • ゴルフ工房:細かい調整が可能で、シャフトの選択肢も豊富。カスタムオーダーにも対応している。
  • カスタムクラブメーカー(ミズノ、タイトリストなど):メーカー純正のリシャフトができるが、価格は高め。

依頼する場所によって料金や対応が異なるため、事前に相談するのが良いでしょう。

 

リシャフトすると飛距離は変わる?

シャフトを交換することで、飛距離が伸びる場合と逆に落ちる場合があります。

  • 軽いシャフトに変更すると、ヘッドスピードが上がり飛距離が伸びる可能性がある
  • 硬すぎるシャフトに変更すると、しなりが減り飛距離が落ちることもある

単純に軽量化すれば飛距離が伸びるわけではなく、自分のスイングに適したシャフトを選ぶことが重要です。

 

リシャフトしたクラブは売却できる?

リシャフトしたクラブは、中古市場で売却可能ですが、メーカー純正シャフトではない場合、査定額が下がることが多いです。ゴルフショップやオンライン買取サービスでは、純正の状態が評価されるため、カスタムシャフトに変更した場合は「査定額が落ちる可能性がある」ことを理解しておきましょう。

 

どのタイミングでリシャフトすべき?

リシャフトを検討すべきタイミングの目安は以下の通りです。

  • クラブが重く感じるようになった
  • スイングが変わり、弾道や方向性が安定しなくなった
  • 現在のシャフトが折れたり、劣化した
  • アイアンの性能をアップグレードしたいと考えている

これらの条件に当てはまる場合は、リシャフトを検討するとよいでしょう。

 

リシャフトするより、新しいクラブを買う方がいい?

リシャフトの費用は、アイアンセット全体で約4万~10万円かかるため、新しいクラブを購入するのと同じくらいのコストになることもあります。

  • クラブのヘッドに満足しているならリシャフトがおすすめ
  • ヘッドの性能も向上させたいなら、新しいクラブを購入する方が合理的

リシャフトと買い替え、どちらが最適かを慎重に判断することが大切です。

 

アイアンのリシャフトの基本と実践ポイント総括

記事のポイントをまとめます。

✅アイアンのリシャフトとは、シャフトを交換してクラブを調整すること
✅シャフト変更によりスイングのしやすさや弾道が変わる
✅自分のスイングに合ったシャフトを選ぶことで飛距離や方向性が向上する
✅体力や年齢に応じたシャフト変更で負担を軽減できる
✅リシャフトの費用はシャフト代・工賃・グリップ代を含める必要がある
✅シャフト交換には工房やショップでの依頼が一般的
✅即日対応可能な店舗もあるが、繁忙期は1週間以上かかることもある
✅持ち込みリシャフトは可能だが、店舗によっては追加料金がかかる
✅シャフトの重量やフレックス、キックポイントの選定が重要
✅クラブバランスが変わるため、リシャフト後の調整が必要
✅買い替えとリシャフトのどちらが適切か、コストと目的で判断する
✅自分でリシャフトする場合、工具と接着技術が必要になる
✅中古市場ではリシャフト済みクラブの価値が下がることがある
✅スイングの変化やクラブの劣化がリシャフトのタイミングとなる
✅適切なリシャフトでクラブの性能を最大限に引き出すことができる

 

参考資料:
・USGAおよびR&Aの「ディスタンスインサイトレポート」
・東京大学の「個人のスイング特性に応じたゴルフシャフトの最適設計」

 

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