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ゴルフクラブ選びにおいて、i230アイアンは難しいのかどうか気になっている人も多いのではないでしょうか。特に、これからアイアンの買い替えを検討している人や、初心者がこのモデルを使いこなせるのか迷っているケースもあるでしょう。
i230アイアンは、使用プロも多く、その性能の高さが評価されている一方で、「扱いが難しい」という意見もあります。実際のところ、どのようなスペックを持ち、どのレベルのゴルファーに適しているのかを知ることが重要です。また、女子プロがどのように評価しているのかや、中古市場での流通状況、価格の動向なども気になるポイントでしょう。
本記事では、i230アイアンの特徴を詳しく解説し、どのようなゴルファーに合う人なのかを考察していきます。さらに、ロフト角の違いや中空構造の影響、uw(アプローチウェッジ)の使いやすさについても詳しく取り上げます。これからi230アイアンの購入を検討している人や、「本当にこのクラブは自分に合っているのか?」と悩んでいる人にとって、役立つ情報をまとめました。
≡記事のポイント
✅i230のスペックや特徴、他モデルとの違い
✅i230 アイアンはどのレベルのゴルファーに適しているか
✅中古市場での価格や評価、選び方のポイント
i230アイアンがなぜ難しいと言われるのか?を分析
・中空構造が難しさに影響する?
・ロフト角の違いが難易度に及ぼす影響
・初心者にはi230アイアンは難しいのか?
・使用プロや女子プロの評価をチェック
i230アイアンの特徴を解説
ヘッド構造と素材
i230アイアンは、コンパクトなヘッド形状を持ち、打感と操作性を重視したデザインが特徴です。ヘッドには高密度のタングステンウェイトが搭載されており、スイートスポットの拡大と安定性の向上が図られています。また、フェースには高強度な素材が採用され、適度な弾き感を提供しながらも、しっかりとした打感を感じられる設計です。
ソール幅とグラインド
i230は比較的狭めのソール幅を採用しており、フェースを自在にコントロールしやすい反面、ダフリやすいという側面もあります。バウンス角は適度に設定されているものの、ミスヒット時の許容度はやや低いため、正確なインパクトを求められるクラブです。
重心設計と弾道特性
低重心設計により、ボールの上がりやすさが考慮されているものの、i230は操作性を重視したモデルのため、自動的に高弾道を打てるというわけではありません。プレイヤー自身がスイング軌道やフェースの角度を適切にコントロールする必要があるため、ある程度の技術力が求められます。
シャフトの選択肢
標準シャフトには、PING独自のスチールシャフトやカーボンシャフトが用意されており、スイングスピードやプレースタイルに応じた選択が可能です。スチールシャフトは重量があり、安定したスイングを生みやすいですが、カーボンシャフトは軽量で振り抜きやすいため、どのシャフトを選ぶかによってクラブの扱いやすさが変わります。
中空構造が難しさに影響する?

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i230アイアンは、フルキャビティバック構造でありながら、限りなくマッスルバックに近いフィーリングを実現しているモデルです。しかし、中空構造の影響によって、他のアイアンと比べて難易度が上がる要因がいくつかあります。
打感とフィードバックの違い
中空構造のアイアンは、一般的にソリッドな打感を提供するものの、ボールのインパクト時のフィードバックがキャビティバックよりもシビアになる傾向があります。つまり、芯を外した際に手に伝わる振動が大きくなり、ミスを実感しやすくなります。i230はその点で、正確なショットを求められるクラブと言えるでしょう。
ミスヒット時の許容度
中空構造は、フェースの反発性能を高めやすい反面、スイートスポットを外したときのミスヒットの影響が大きくなります。特にi230は操作性を重視しているため、スイング軌道が安定していないプレイヤーにとっては、ボールが思ったように飛ばないと感じることがあるかもしれません。
スピン性能と弾道の違い
中空のアイアンは一般的に低スピン傾向になることが多く、i230も例外ではありません。スピン量が減ることで、グリーンでボールが止まりにくくなり、キャリーとランの計算が難しくなる可能性があります。特にアプローチショットやロングアイアンでのコントロールが難しく感じることがあるでしょう。
操作性の高さと難しさ
i230アイアンは操作性が高い分、自分でボールを曲げたり弾道をコントロールしたりする技術が求められます。フルキャビティバックのモデルよりも、ある程度のスイングスキルがないと扱いづらく感じるかもしれません。そのため、スイングが安定しない初心者には、難易度が高いと感じられる要因となります。
ロフト角の違いが難易度に及ぼす影響

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i230のロフト角は、一般的なキャビティバックアイアンよりもやや寝ている設定になっており、ボールの上がりやすさよりも操作性を重視した設計となっています。このロフト角の違いが、アイアンの難易度にどのような影響を与えるのかを解説します。
ロフト角と弾道の関係
一般的に、ロフト角が立っている(小さい)アイアンは飛距離が出やすく、ロフト角が寝ている(大きい)アイアンはボールが上がりやすくなります。i230のロフト角は比較的寝ているため、しっかりとしたスイングでインパクトできなければ、十分な飛距離を出すのが難しくなる可能性があります。
スピン性能への影響
ロフト角が大きいほどスピンがかかりやすくなるため、i230はグリーンで止まりやすいショットを打ちやすい特徴を持っています。しかし、その分スイングスピードが遅いプレイヤーにとっては、十分な飛距離が出にくく、番手ごとの距離のギャップに悩まされることがあります。
他のモデルとの比較
最近のストロングロフト化されたアイアンと比べると、i230はややトラディショナルなロフト設定になっています。そのため、飛距離よりもコントロール性を重視するプレイヤー向けの仕様と言えるでしょう。特に、ハードヒッターにとってはコントロールしやすい反面、飛距離を求めるゴルファーには物足りなく感じることもあるかもしれません。
ロフト角が難しさに影響する理由
i230アイアンのロフト角は、中・上級者向けのバランスになっており、スイングスピードやインパクトの精度が求められます。十分なスイングパワーがなければボールが上がりにくくなるため、初心者や非力なプレイヤーにとっては難易度が高いと感じることがあるでしょう。この点が、「i230は難しい」と言われる一因となっています。
初心者にはi230アイアンは難易度が高いのか?

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i230アイアンは、多くのゴルファーに愛されているモデルですが、特に初心者にとっては「難しい」と感じるポイントがいくつかあります。このクラブが初心者向けではない理由を、具体的に解説していきます。
ミスの許容範囲が狭い
i230アイアンは、ミスヒットに対する許容範囲が狭く、スイートスポットを外すと大きく飛距離をロスしたり、方向性がブレたりする傾向があります。これは、操作性を重視した上級者向けの設計が影響しており、スイングが安定していない初心者にとっては難易度が高くなる要因の一つです。
初心者向けのアイアンは一般的にスイートスポットが広く設計されており、多少のミスがあってもボールがしっかり飛びやすくなっています。しかし、i230はそのような「やさしさ」よりも、プレイヤーの意図したショットを正確に再現することを優先しているため、ショットのブレがスコアに大きく影響してしまいます。
ボールの上がりやすさが初心者向けではない
初心者が苦労しやすいポイントの一つに、「ボールをしっかり上げられない」という問題があります。i230アイアンは、比較的トラディショナルなロフト設計になっており、最近のストロングロフトアイアンと比べるとボールが自然に上がりにくい傾向があります。そのため、適切なスイングスピードとインパクトの精度が求められます。
一方、初心者向けのアイアンは重心が低く、ボールが簡単に高く上がる設計になっていることが多いため、無理に力を入れなくても安定した弾道を出しやすいです。しかし、i230ではヘッドスピードが十分でなかったり、適切な打ち方ができなかったりすると、低い弾道になりやすく、飛距離が伸びない可能性があります。
フェースの操作性が高すぎる
i230アイアンの大きな特徴の一つは「操作性の高さ」です。これは上級者にとってはメリットになりますが、初心者にとっては逆に扱いづらいポイントになります。フェードやドローといったボールの軌道を自分でコントロールしやすい分、スイングが安定していないと意図しないスライスやフックが出やすくなります。
初心者向けのアイアンは、ストレートな弾道を打ちやすくなるよう設計されており、スイングのブレをある程度カバーしてくれる性能を持っています。しかし、i230はスイングの結果がそのままボールの軌道に反映されるため、まだスイングが固まっていない初心者には、思ったようなショットを打つことが難しくなるでしょう。
初心者には他のモデルが適している可能性が高い
初心者が最初に使うアイアンとしては、i230よりも「やさしさ」を重視したモデルのほうが適しています。PINGのラインナップでいえば、Gシリーズのアイアン(例:G430アイアン)は、スイートスポットが広く、ミスに強い設計になっているため、初心者でも扱いやすいでしょう。
i230アイアンは、スイング技術を磨いた中級者や上級者が使うことで、その性能を最大限に活かせるクラブです。そのため、初心者が無理に使おうとすると、スコアが伸び悩んだり、ゴルフの楽しさを感じにくくなったりする可能性があります。最初のクラブ選びでは、「やさしさ」や「ミスの許容範囲の広さ」を重視したほうが、スムーズに上達できるでしょう。
使用プロや女子プロの評価をチェック

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i230アイアンは、PINGの上級者向けアイアンとして、多くのプロゴルファーが使用しています。その評価について、使用しているプロや女子プロの意見を踏まえながら詳しく解説します。
使用プロが求める性能とは?
i230アイアンを使用するプロゴルファーの多くは、正確なショットコントロールを求めるプレイヤーです。このアイアンは、ツアープロ向けのモデルほど難しすぎず、それでいて操作性が高いという特徴を持っています。そのため、「完全なマッスルバックでは難しすぎるが、キャビティバックでは物足りない」と感じるプロに適していると言えるでしょう。
また、プロが求めるのは「打感の良さ」と「弾道の安定性」です。i230はフェースの素材と設計にこだわっており、しっかりとした手応えのある打感を提供しつつ、余計な振動を抑えてフィードバックを明確に伝えてくれる設計になっています。そのため、繊細な感覚を大事にするプロからの評価が高くなっています。
女子プロの評価と使用状況
女子プロの中にもi230アイアンを使用している選手がいます。女子プロゴルファーのクラブ選びは、スイングスピードや求める弾道に応じて異なりますが、i230は「操作性の高さ」と「適度な寛容性」のバランスが評価されているポイントです。
特に、パワーだけでなく、精密なショットメイキングを重視する女子プロにとっては、i230の打感やコントロール性がフィットしやすいと言えます。一方で、一般の女性ゴルファーにとっては、やや難しいと感じる場面もあるでしょう。女子プロは高い技術力を持っているため、i230の特性を活かせますが、アマチュアの女性ゴルファーには、より寛容性の高いアイアンのほうが扱いやすいかもしれません。
プロの評価が示すi230の特性
プロゴルファーの評価を総合すると、i230アイアンは「操作性を重視するプレイヤー向け」であることがわかります。純粋な飛距離性能を求めるモデルではなく、ショットの安定性とフィードバックを重視した設計になっているため、ある程度のスイング技術を持ったプレイヤーに向いていると言えるでしょう。
また、プロの評価からも、初心者にはやや難易度が高いことがわかります。プロゴルファーは、正確なスイング技術を持っているため、i230のコントロール性能を最大限活かせますが、アマチュアゴルファーが同じ感覚で使うのは難しいかもしれません。
i230アイアンは、プロの信頼を得ている優れたクラブですが、その性能を引き出すには一定の技術が必要です。そのため、使用する際は自分のプレースタイルやスキルレベルに合っているかをしっかり見極めることが重要です。
i230アイアンが難しいと感じる人が気になること
・uw(アプローチウェッジ)の使いやすさとは?
・i230の価格や中古市場での評価
・一般ゴルファーによる評価や口コミを分析
・難しさを克服するための練習方法
・他のピンアイアンと比較して選び方を考える
ピンi230に合う人の特徴を解説

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i230アイアンは、PINGのラインナップの中でも操作性を重視したモデルであり、一定の技術レベルが求められます。そのため、誰にでも扱いやすいというわけではなく、特に「i230がフィットするプレイヤーの特徴」が明確に存在します。ここでは、どのようなゴルファーがこのアイアンを使うのに適しているのかを詳しく解説します。
スイングの再現性が高い人
i230アイアンは、プレイヤーのスイングを忠実に反映する設計になっています。つまり、スイングのブレが少なく、安定したショットを打てるゴルファーほど、その性能を最大限に引き出せます。逆に、毎回異なるスイングをしてしまうと、打球の方向や飛距離がバラつきやすくなるため、スコアに悪影響を及ぼす可能性があります。
このため、ある程度のスイング技術が身についており、一定の精度でボールを捉えられる人にとっては、i230の操作性の高さが大きな武器になります。
ショットのコントロールを重視する人
i230は、ボールの弾道を自分でコントロールしたい人に向いています。例えば、意図的にフェードやドローを打ち分けたい人や、高弾道・低弾道の調整を行いたい人にとっては、i230の操作性の高さが役立ちます。
一方で、直進性を重視し、できるだけミスを減らしたいと考えている人には、より寛容性の高いアイアンのほうが適しているでしょう。i230は、スイングの正確性を求めるプレイヤーには最適ですが、ミスを減らしたい人には少しシビアなクラブになる可能性があります。
中・上級者向けのクラブを求める人
i230アイアンは、完全なプロモデルのように難しいわけではありませんが、初心者向けのやさしいアイアンとは明確に異なります。そのため、ある程度ゴルフの経験があり、ミスヒットを最小限に抑えられるレベルのゴルファーに向いています。
特に、これまでキャビティバックのアイアンを使ってきた中級者が、より操作性の高いモデルにステップアップしたいと考えたときに、i230は最適な選択肢となるでしょう。初心者のうちはもう少し寛容性の高いクラブを選び、ある程度技術が安定してきたらi230に移行する、という流れが理想的です。
軟鉄鍛造の打感を求める人
i230は、打感の良さも特徴の一つです。軟鉄鍛造のようなフィーリングを求めるゴルファーにとって、このモデルの心地よい打感とフィードバックの強さは大きな魅力になります。ボールを芯で捉えたときの快感を重視するプレイヤーには、i230は非常にフィットするでしょう。
ただし、ミスヒット時のフィードバックも明確に伝わるため、打点の安定しないプレイヤーには少し難しく感じるかもしれません。この点も、ある程度スイングが固まっている人向けのクラブであることを示しています。
uw(アプローチウェッジ)の使いやすさとは?

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i230アイアンには、ロフト角50度前後のUW(アプローチウェッジ)もラインナップされています。このクラブは、ピッチングウェッジとサンドウェッジの間を埋める役割を果たし、ショートゲームの精度を高めるために重要な存在です。ここでは、i230のUWが持つ特徴と、その使いやすさについて詳しく解説します。
フルショットでも安定した距離が出せる
i230のUWは、アイアンセットの一部として設計されているため、フルショットでも安定した距離が出しやすいのが特徴です。一般的な単品ウェッジとは異なり、アイアンと同じ打感や操作性を持っているため、アイアンショットからの流れをそのまま活かせます。
特に、100ヤード前後の距離を狙うショットでは、i230のUWはスピンがしっかり入り、狙った位置に止めやすいというメリットがあります。これにより、ピンをデッドに狙う精度が向上します。
グリーン周りでの万能性が高い
i230のUWは、バンカーショットやアプローチでも活躍します。フェースを開いて使うこともでき、スピンコントロールをしながら柔らかい球を打つことが可能です。そのため、グリーン周りでのアプローチショットでも、安定した結果を得やすくなります。
ただし、ソールの形状やバウンス角は単品ウェッジに比べるとやや小さめなので、深いラフやバンカーでの使用にはテクニックが求められる場面もあります。
単品ウェッジと比べた使い勝手の違い
i230のUWは、アイアンの延長線上として使うことが前提のクラブです。そのため、一般的な単品ウェッジ(ボーケイやクリーブランドなど)と比べると、打感やスピン性能が少し異なります。ウェッジ専門メーカーのモデルほどスピン性能は高くないものの、一貫した弾道と距離感を維持できるため、安定したプレーを求める人には向いています。
また、単品ウェッジはカスタマイズ性が高く、バウンス角やグラインドの種類が豊富ですが、i230のUWはセット内の流れを重視しているため、細かい調整は難しいという点にも注意が必要です。
i230の価格や中古市場での評価

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i230アイアンは、PINGの高性能モデルとして展開されており、新品価格は比較的高めに設定されています。一方で、中古市場でも一定の需要があり、安定した評価を受けています。ここでは、i230の価格と中古市場での動向について詳しく解説します。
新品価格の相場
i230アイアンの新品価格は、一般的なキャビティバックアイアンと比較してやや高めです。PINGのクラブはもともと品質に定評があり、長く使えることから価格も安定しています。また、カスタムオーダーのオプションが豊富なため、シャフトやスペックを自分に合わせて選ぶことができる点も特徴です。
新品で購入する場合は、セットでの価格が高額になることを考慮し、予算に応じた選択が求められます。
中古市場での流通状況
i230は、中古市場でも比較的人気があり、需要が高いため価格が極端に下がることは少ないです。特に、状態の良いものや人気のシャフトが装着されたモデルは、高値で取引される傾向があります。
PINGのアイアンは耐久性が高く、長く使えるため、中古でも十分な性能を発揮するケースが多いです。ただし、中古品を購入する際は、シャフトの状態やグリップの劣化などをしっかり確認することが重要です。
i230を購入する際、新品と中古のどちらを選ぶかは、予算や好みによって異なりますが、中古市場での評価が高いことを考えると、コストパフォーマンスを重視する人にとっては魅力的な選択肢になるでしょう。
一般ゴルファーによる評価や口コミを分析

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i230は、PINGのアイアンシリーズの中でも操作性が高く、プロや上級者向けとされるモデルですが、実際に使用した一般ゴルファーの評価はどのようになっているのでしょうか。ここでは、購入者の口コミや評判を分析し、i230アイアンのリアルな評価を解説します。
弾道の安定感に関する評価
一般ゴルファーの口コミを見ると、i230アイアンの弾道の安定性に高い評価が集まっています。特に「狙った方向に真っすぐ飛びやすい」「風に強い弾道が出る」といった意見が多く、アイアンショットの精度を求めるゴルファーにとっては大きな魅力となっています。
一方で、「スイングの精度が低いと弾道が不安定になりやすい」という意見も見られます。これは、i230アイアンがスイングの再現性を求める設計になっているため、スイングのブレがそのまま弾道に影響しやすいことが要因と考えられます。
打感やフィーリングについての口コミ
打感については、多くのゴルファーが「芯で捉えたときの打感が気持ちいい」と評価しています。PINGのアイアンは一般的に硬めの打感とされることが多いですが、i230は「柔らかくしっとりしたフィーリングがある」と感じる人も多く、軟鉄鍛造のアイアンに近い感触を好むゴルファーには好評です。
しかし、ミスヒット時の打感はややシビアで、「芯を外したときの手応えがはっきりしている」との声もあります。これにより、打点が安定しないゴルファーにとっては難しく感じる可能性があるでしょう。
ミスの許容度に関する意見
寛容性については、賛否が分かれる部分があります。「意外とミスヒットに強い」という評価もあれば、「フェースのトゥ側で打つと飛距離が極端に落ちる」といった意見も見られます。
この点については、比較的優れた寛容性を持ちながらも、完全なアベレージ向けモデルではないため、ミスヒット時に明確なフィードバックがあることを理解しておく必要があります。ミスを減らしたい人にとっては、もう少しやさしいモデルの方が適しているかもしれません。
難しさを克服するための練習方法

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i230アイアンは、中級者以上向けのモデルとして設計されているため、初心者やアベレージゴルファーにとっては「難しい」と感じることも少なくありません。しかし、適切な練習を行うことで、その操作性を活かしながら安定したショットを打てるようになります。ここでは、i230アイアンを使いこなすための練習方法を紹介します。
ミート率を高めるための素振り練習
i230アイアンを使いこなすには、まずスイングの安定性を高めることが重要です。そのためには、クラブフェースの芯でボールを捉える「ミート率」を向上させる練習が欠かせません。
具体的には、以下のような練習が有効です。
- 片手素振り:片手でクラブを持ち、ゆっくりスイングすることで、クラブヘッドの軌道を安定させる。
- スローモーションスイング:通常よりもゆっくりと振ることで、正しいインパクトゾーンを確認する。
このような練習を繰り返すことで、フェースの芯でボールを捉える感覚を養うことができます。
低めの弾道を打つ意識を持つ
i230は、比較的高弾道が出やすい設計になっていますが、無理にボールを上げようとするとミスショットにつながることがあります。特に、ダウンブローのスイングができていないと、トップやダフリが出やすくなります。
そのため、「低めの弾道を意識する」ことが、安定したショットにつながります。具体的には、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
- ボールの位置をやや右寄りにする
- ハンドファーストの形を作る
- インパクト時に左足に体重を乗せる
このような意識を持つことで、しっかりとしたインパクトが生まれ、結果として弾道の安定性が向上します。
方向性を安定させるためのターゲット練習
i230アイアンは操作性が高いため、意図した方向へ打ち分けることが可能ですが、それにはしっかりとしたターゲット意識が必要になります。
練習場での打ちっぱなしでは、漠然と打つのではなく、毎回ターゲットを決めてショットすることを意識しましょう。たとえば、50ヤード・100ヤード・150ヤードと異なる距離のターゲットを狙いながら、方向性を安定させる練習を行うと効果的です。
\効果的な練習について詳しくはこちら/
他のピンアイアンと比較して選び方を考える

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PINGは、多様なゴルファーに向けたアイアンを展開しており、i230以外にも様々なモデルがラインナップされています。ここでは、i230アイアンと他のPINGアイアンを比較し、自分に合ったモデルを選ぶためのポイントを解説します。
i525との比較:寛容性と飛距離性能
i230とよく比較されるモデルとして、i525アイアンがあります。i525は中空構造を採用しており、より高いボールスピードと飛距離を求めるゴルファー向けの設計になっています。
- i230:操作性が高く、スピンコントロールがしやすい。
- i525:より直進性があり、飛距離性能に優れる。
もし飛距離を最優先するならi525、操作性を重視するならi230が適しています。
\i525アイアンについて詳しくはこちら/
G430との比較:やさしさの違い
PINGのGシリーズは、主にアベレージゴルファー向けに設計されています。最新のG430アイアンは、ミスヒットへの許容度が高く、ボールが上がりやすい特徴があります。
- i230:中級者以上向け、打感が良く操作性に優れる。
- G430:初心者〜中級者向け、ミスに強く簡単にボールが上がる。
ミスを減らしたい人にはG430、よりショットを操りたい人にはi230が適していると言えます。
このように、PINGのアイアンはそれぞれ特徴が異なるため、自分のプレースタイルに合わせた選択をすることが重要です。試打を行い、自分に合ったモデルを見極めることをおすすめします。
i230アイアンはなぜ難しいと言われるのか?総括
記事のポイントをまとめます。
✅i230 アイアンは操作性が高く、スイングの再現性が求められる
✅ミスヒット時の許容度が低く、芯を外すと飛距離や方向性が乱れやすい
✅ロフト角が一般的なキャビティバックよりも寝ており、ボールの上がりにくさがある
✅中空構造の影響で、打感やフィードバックがシビアになりやすい
✅スピン性能が低めで、グリーンでボールを止めるには技術が必要
✅ソール幅が狭く、ダフリやすい場面がある
✅低重心設計ではあるが、自動的に高弾道を打てるわけではない
✅ショットのコントロール性能は高いが、その分スイング精度が要求される
✅初心者にはスイング軌道の安定が求められ、難易度が高い
✅プロや上級者の評価は高いが、アベレージゴルファーには厳しい場合がある
✅フェースの操作性が高いため、意図しないスライスやフックが出やすい
✅PINGの他モデルと比較すると、やさしさよりも精度重視の設計になっている
✅UW(アプローチウェッジ)はフルショット向きだが、グリーン周りの難易度はやや高い
✅中古市場でも評価は高いが、扱いやすさよりも性能重視のプレイヤー向け
✅i230を使いこなすには、ミート率向上や方向性を意識した練習が必要
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